海の見える部屋
音楽・雑貨・本など、日々興味を持った事について気ままに綴ります。
「ガダラの豚」中島らも
2008年 06月 10日 (火) 15:34 | 編集
世の中に数あるエンターテインメント小説ですが、寝る間を惜しんで読みすすめてしまうほど面白い小説に、みなさんは何冊くらい出会ったことがありますか?

睡眠を何より重視している私が、夜更かしどころか、続きが読みたいが為に平日早起きする(!!)ほどハマった本は、「ガダラの豚」と「バトル・ロワイアル」くらいしか思いつきません。
今日紹介する「ガダラの豚」は、そういった純粋に「ただひたすら続きが気になる!」という最高のエンターテインメント小説です。日本推理作家協会賞受賞作。

図書館で初めてこの本を手にした時は、あまりの分厚さに序盤で挫折したのですが、
その後「なんだかやたらと面白いらしいぞ」という世評をあちこちで聞きつけ、
再度文庫を買いチャレンジしたのでした。


アフリカにおける呪術の研究をしている、主人公である民俗学学者の大生部多一郎(私のイメージでは「動物のお医者さん」に出てくるアフリカ好きなあの教授・・)は、テレビで人気のタレント教授。彼は数年前にアフリカで娘を亡くして以来アル中。
一言であらすじを言うと、彼らとアフリカの呪術集団との戦い。。です。

物語は3部で構成され、第一部では、新興宗教にはまった教授の妻を救うべく、教団に乗り込みます。ここでは、テレビで知り合った奇術師ミラクルとともに、新興宗教の怪しげなトリックをどんどん暴いていって、かなり壮快です。
第二部では、教授一家はテレビの特番の取材で、アフリカの呪術集団の住む村へと行きますが、そこで恐ろしい呪術者バキリと出会います。序盤のんびりした旅行記風だったのが、徐々に暗雲立ち込め恐ろしい展開に。呪術とは何なのか、トリックではないのか、大生部の娘の事故の真相は!? という具合に、この第二部あたりからものすごい勢いで物語に引き込まれていきます。
第三部では再び舞台は日本に。命からがらアフリカから逃げ帰った教授達の近辺についにバキリの影が!!
この第三部は賛否両論別れているようですが、私としては面白ければすべてよしだと思ってます。裏表紙には「世紀末スペクタクル大団円」とまとめられていますが。。。


中島らもの描くキャラクターは、個性豊かで本当にいいです。頼りないのか頼れるんだかわからない教授のキャラクターはほんと最高です。
また、呪術や超能力や手品のトリックなどについて詳しく書かれていたりと、知的好奇心をくすぐられます。
そして、笑えるのにすごく怖いストーリー展開。
「TRICK」が好きな人や、あれじゃまだ物足りないと感じた人には絶対ツボだと思います!

中島らも作品では他に、「今夜すべてのバーで」もオススメです。

ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫)ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫)
(1996/05)
中島 らも

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ガダラの豚〈2〉 (集英社文庫)ガダラの豚〈2〉 (集英社文庫)
(1996/05)
中島 らも

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ガダラの豚〈3〉 (集英社文庫)ガダラの豚〈3〉 (集英社文庫)
(1996/05)
中島 らも

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今夜、すべてのバーで (講談社文庫)今夜、すべてのバーで (講談社文庫)
(1994/03)
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Comment
この記事へのコメント
私はまったく本を読みません;
趣味が読書って人がうらやましい。
読まないっていうより読めないってほうが正しいかも。
でももういい大人なんだから本をたくさん読みたいなぁ。と思ってます。
参考にさせてもらいますねぇ。
2008/ 06/ 10 (火) 19: 12: 19 | URL | 3bird # -[ 編集 ]
『今夜、すべてのバーで』、我が家にありますヨ!
ダンナさんが前から持っていたもので、
結婚して一緒に住み始めたときに借りて
夢中で読んだのを覚えています。

最近めっきり小説をよんでいませんが、
ノルさんのこの紹介文を読んでいたら
読みたくなってしまいました。

日常を忘れてどっぷりとその世界にはまれる
小説はいいですよね〜。
また図書館で探してみます!
2008/ 06/ 10 (火) 20: 48: 56 | URL | anemonexs # MMIYU.WA[ 編集 ]
3birdさん
私は本読みは好きなんですが、
映画を観るのがどうも苦手なんですよ。
だから映画好きな人って憧れちゃいます。
でも、どちらもちょっとしたきっかけで
簡単にのめり込めるもんだと思ってます。
3birdさんもそんなきっかけがくれば、
いつの間にか読書が趣味になってるかもしれませんよ〜^^
2008/ 06/ 10 (火) 23: 00: 58 | URL | ノル # -[ 編集 ]
anemonexsさん、読んだことがあるんですね〜!
あれもすごく面白いですよね^^
どっぷりはまれる小説・・・そういえば最近は
あまり出会っていないかもです。。
本当にはまってしまうと、読んだ後もその小説の
キーワードなんかをネットで調べたり、
場所を地図帳で探しちゃったりしてしまいます。(これじゃあオタクかしら・・;)
まあどんなかたちにせよ、
それだけのめり込める小説はなかなかないけれど、
巡り会った時は本当に楽しいですよね!

2008/ 06/ 10 (火) 23: 10: 05 | URL | ノル # -[ 編集 ]
本情報をありがとー。
私本読むの大好きです。コチラにいると情報がなくてどれを読んでいいのかわからなくなることがしばしば。特に分厚くて字がいっぱい、読みでがあるやつをいつも探しています。
パリに行った時にブックオフで買うかパリのジュンク堂でネットで買ってるのですが送料はこちら持ちなのでそういう意味でも読みでがないと損した気になる(セコイ)ので、このガダラの豚は注文しがいがありそうで、ありがとねー。
バトルロワイヤル、上巻だけブックオフでみつけて読みました。下はどうなってるのやら。今度パリ行った時ブックオフで探そうと思います。
2008/ 06/ 11 (水) 01: 47: 18 | URL | minimi23 # -[ 編集 ]
minimiさんも読書好きなんですね〜^^
そうですよね、日本の本はなかなか手に入らないですよね。。
・・・本好きにとって、それってつらいことですよねえ(泣)
分厚くて字がいっぱいな本!!
そういうの読むときって、「まだこんなに読める〜」ってワクワクしますよね!!
分厚くて読み応えある本だったら、「白い巨塔」とかどうですか。
6巻くらいまであるしドラマや映画でまだ見てないなら面白いかも、ですよ!
もし村上春樹が嫌いじゃなかったら、彼が翻訳してるレイモンド・チャンドラー「ロング・グッドバイ」もボリュームあって面白かったですよ。
minimiさんのところで、日本の本の情報がどのくらい入ってくるのかわかりませんが、
同じ読書好きとして、情報の足しになればと思いま〜す^^
2008/ 06/ 11 (水) 11: 27: 31 | URL | ノル # -[ 編集 ]
はじめまして
「ガダラの豚」面白かったですね。
私もひたすら続きが気になって一気に読んでしまいました。
そういえば「バトル・ロワイヤル」もよかったですね。

以前の記事にモンサンミッシェルが載っていたので
なんとなく嬉しくなりました。
また遊びに来させてください。
2008/ 09/ 06 (土) 17: 20: 43 | URL | dance # -[ 編集 ]
danceさん、はじめまして。
コメント残してくださり、どうもありがとうございます^^
「ガダラの豚」は本当面白いですよね!
「バトルロワイヤル」は、今まで読んだ中で一番の徹夜本でしたよ^^;
danceさんのブログもちらっと拝見させてもらいましたが、danceさんも読書がお好きなんですね。
伊坂さんの著書は私もけっこう読んでいます^^
博士の愛した数式も大好きな小説の1つです!
モンサンミッシェルはフランス旅行で一番感動したところです。
danceさんも行かれたんですね^^
私も後ほど改めてゆっくりブログを拝見させてもらいますね。
2008/ 09/ 07 (日) 13: 33: 16 | URL | ノル # -[ 編集 ]
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